12月10日、三重県鳥羽市の鳥羽水族館で飼育中の深海生物ダイオウグソクムシが死亡したと発表されました。
ダイオウグソクムシは脱皮中で、後半部の脱皮は成功していて、前半部の脱皮をする前に死んでしまったとの事。
出典:© 時事通信
ダイオウグソクムシの死因は?
報道によると死因は不明との事で、鳥羽水族館は今後、解剖を実施するそうです。
三重県鳥羽市の鳥羽水族館は10日、飼育中の深海生物ダイオウグソクムシが死んだと発表した。今年10月には世界で5例目となる体の後半部の脱皮が確認され、前半部も脱皮すれば世界初だった。死因は不明で、同館は今後、解剖を実施する。
引用元:時事ドットコム
前半部の脱皮に成功すれば世界初、「ただただ残念」
同館によると、ダイオウグソクムシはダンゴムシなどの仲間で、体の後半部を先に脱皮する習性がある。死んだダイオウグソクムシはメキシコ湾で採集されたオスで、2014年5月末から飼育され、体長約30センチ、体重は約1キロ。10月に後半部のみ脱皮した。
同館の担当者は「世界初の体の前半部の脱皮を期待していたので、本当に残念」と話した。
引用元:時事ドットコム
ダイオウグソクムシの脱皮
脱皮の確認は世界で5例しかなく、過去4例はいずれも体の後半部を脱皮後に死亡しているとの事。
ダイオウグソクムシにとって、脱皮をするという行為は、命の危機にかかわるようですね…
なぜ脱皮が命がけなのか調べてみましたが、有力な情報を見つけることができませんでした。
ネット上の予測


観賞用のエビでも藻ばかり食べさせていると脱皮に必要な栄養が不足して脱皮不全で死んでしまったりする。
飼育環境下では必要な栄養が取れていないのかもね。
自然の深海ではマリンスノーのような栄養源もあるからね。

>ダイオウグソクムシはダンゴムシの仲間で
これを読んでだんごむしの脱皮を調べてしまったよ
結構くわしく載せているサイトもあってついつい読みふけってきたよ
脱皮の環境や食事(栄養)など脱皮の成否を握る条件はいろいろあるようだけど、そもそもなかなか食べてくれないダイオウグソクムシの栄養管理って大変すぎだよなあ・・・
ネットの反応は?
やっぱり半分脱皮したところでお亡くなりになってしまったか・・・「ダイオウグソクムシ23号」
どこも完全脱皮まで生きた記録がないから期待はしてなかったけど、完全脱皮してほしかった。
— CUBmarine (@T2Orepair) December 10, 2019
📨( 。゚Д゚。)あの子が亡くなるなんて💧楽しみにしてたのに…脱皮難しいの?あと半分だったのに、鳥羽水族館さんのダイオウグソクムシ~
— 梅こんぶあじ。 (@kasakasa_mi9) December 10, 2019
10月に尻尾側の脱皮をしたダイオウグソクムシNo23の今朝の様子です。頭の脱皮に向けての準備運動なのか?(いつ脱皮するかは、まだ全くわかりません。)※動画は4倍速に編集しています。 #鳥羽水族館 #ダイオウグソクムシ pic.twitter.com/9P0yyj20oA
— 鳥羽水族館(TOBA AQUARIUM) (@TOBA_AQUARIUM) December 8, 2019
カニやエビが残りの殻を食べてくれるとか、何か別の生物の助けがいるのかも。